2007年8月21日火曜日

オバステ

ナマステ。わちを。です。

あれはもう2週間以上も前の話。
2時間弱の遅れを取り戻す術もなく松本から長野へと向かう列車の中、夢か現かのアンニュイな時間が流れていた。
(ねてました)

何個目かの駅に着いて車内に響く「オバステ〜」のアナウンス。
「なんじゃそりゃ」と窓の外へ目を向けると「姨捨」の文字。
漢字にするとなんだか怖いです。
なんて事考えてると電車が逆方向に走り始めた。

あれ?ボクタチ長野方面へ行きたいんスけど…ていうかここが終点スか?
ボクタチが乗ってたのは「松本発オバステ行普通列車」だったんスか?
なにそれ?全然フツウじゃないんスけど。
かつては国が運営していた鉄道に「オバステ」が目的地の路線があって良いのだろうか?
なんて効率的な人減らしインフラ!さすが「美しい国・日本」

わちを。の思考が高度に政治的な次元に達するまで時間は要さなかったが、そんな事を考えているうちに列車はまた進行方向を変えて再び長野方面へと走り出した。

どういう事かと言うと、姨捨駅が本線から離れた所に建っているので専用の引き込み線が数百メートルほど敷いてあって、そこを列車が往復していただけの事だった。
よく解らない人の為に地図を用意しました。


拡大地図を表示

「あぁ、スイッチバックね。」と通ぶってつぶやいてみたものの、なんか納得いかない。
そんな事しなくても駅舎をあと数十メートル近づけて建てればそれで済むやん!
何もない駅やねんからどこに建てたっていっしょやん!
ていうかそんな駅いらんやん!!

…と、いつもの「根本から全否定モード」で思考が一巡したあと、一つの可能性に気がついた。

姨捨駅には何が何でもあの位置になくてはならない理由でもあるのだろうか…

きゃ〜! 怖いわ〜!!(オカマ口調で)

ちなみに近くに通称姨捨山(冠着山)があるそうです。

駅の近くに長野自動車道姨捨サービスエリアがあります。
いまやマイカーで姨捨れる時代なんですね!



世の中便利になりました。

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