2007年10月27日土曜日

どうでもいい話

世の中"いい話"ってのはそう多くは無いが、"どうでもいい話"ってのはいくらでもある。
しかし、世の中の流れの早さや日々のオペレーションの忙しさにかまけて、「どうであっても実害は無い話」を「どうでもいい話」として片付けてしまってはいないだろうか?


費用をかけた割にあまり効果がなかったりした場合に「費用対効果が低い」とか言ったりするけど、一昔前までは「費用対効果」ではなく「対費用効果」と言っていた様な気がする。
Wikipediaで引いてみると「コストパフォーマンス」の項目に飛ばされるのだが、そこに「費用対効果または対費用効果」と書いてある。

コストパフォーマンス - Wikipedia

わちを。が思うに、「費用対効果」という言い方は間違いだ。
「対費用効果」と言えば「費用に対する効果」の意味になるので「効果」の事を言ってるのが分かるが、
「費用対効果」と言うと"費用"の事を言いたいのか"効果"の事を言いたいのか分からない。
「阪神対巨人が勝った」と言われても意味が分からないのと同じ理屈だ。
「対人地雷」とは言うが「人 対 地雷」とは言わない。人が負けるに決まってるから。


わちを。は"正しい日本語を使わなくてはならない"とは考えていない。
文法的におかしくない限りは慣用的に言葉が変化していくのはいいと思う。
かの有名な金田一君(祖父の名誉にかけない方)も「見れる("ら"抜き言葉)」はアリだと言っていた。
そいういう意味では「〜ていうか、」とか「全然〜できる」という言い方はいいと思う。

しかし「対費用効果」を「費用対効果」と言い換えるのは間違いだ。
文法というか、熟語の構造上別の意味になってしまうから。


わちを。と似た意見の人を発見。
個人的な - 費用対効果(?)